過去問のメリットと解くときのポイント 効率よく使いこなして合格を掴み取ろう!
受験勉強において重要な役割を担っているのは過去問の演習です。
過去問を上手く活用すると、合格にグッと近付くことができます。
そんな過去問ですが、上手く活用できていない受験生が少なくありません。
そこで今回は
「過去問っていつから始めるの?」
「過去問を解くメリットって?」
「どうやって解けばいいの?」
こういった疑問に答えていきます。
過去問のメリットや解く意味を知ったうえで効率よく取り組んでいきましょう。
過去問っていつ頃から始めるの?
過去問は9~10月あたりから始めるようにしましょう。
夏休み期間に基礎を固めたり、演習をこなしたりしてそれがひと段落付いたタイミングで始めるとスムーズに始められます。
時間に余裕のある人は第三希望の大学の過去問から始めると、第一志望の過去問をやるときに過去問の使い方に慣れて、より効率的に勉強ができます。
12月からは共通テスト対策で過去問をやる余裕がないので、12月までには一通り対策を終わらせられるようにしましょう。
過去問を解くメリット
問題の傾向がつかめる
大学入試の問題は大学だけでなく、学部ごとに問題傾向が異なります。
過去問を解いていると「数学はこの単元が良く出るな」「日本史はこの時代の問題があまり出ないな」など傾向を掴むことができます。
傾向がつかめれば、頻出分野は重点的に勉強するなど効率よく勉強を進めることができます。
また、穴埋め問題が多かったり、記述が多かったりと問題形式も把握して対策しておくことも大切です。
時間配分が分かる
実際問題を解くことでどのくらいで解き切ることができるのかを知ることができます。
高得点を狙うためにもペース配分を考えておきましょう。
予めペース配分を決めておくと、本番で時間を気にして焦る心配なく解くことができます。
配点の高い問題や時間のかかる問題は多めに時間を取って、基礎問題はできるだけ早く解いて短めの時間配分にするなど工夫して戦略を立てるようにしましょう。
自分の現時点での実力が分かる
過去問を解いて自分の点数と合格最低点と比べることで自分が今どのくらいのレベルにいるかを測ることができます。
模試の志望校判定でA判定が出たり、E判定が出たりしますが、実際の問題とは難易度も形式も違うのでいまいち実感が湧かないと思います。
過去に実際出題された問題を解いて、自分と志望校との差はどのくらいなのか実感することができます。
苦手な教科や苦手な分野、問題形式も分かるので、重点的に対策していきましょう。
過去問を解くときのポイント
本番と同じように解く
過去問を解くときは制限時間や筆記用具など、本番と同じような環境で解くようにしましょう。
せっかく過去問を解くのに、何となく解いたりダラダラ解いてしまっては過去問をやる効果が半減してしまいます。
本番は緊張してどうしても焦ってペースが乱れたりしてしまいますが、勉強の時から本番のように解くことで、いざ本番の時も今までの勉強と同じように解くことができます。
さらに、制限時間内に解くようにすると、問題のペース配分を掴むことができるので、過去問を解くときは常に本番のつもりで解くようにしましょう。
解説を読んで完璧に分かるようにする
解き終わったら採点に移りましょう。
はじめは全然解けなかったり、合格最低点に届いてなくても問題ありません。
どうせ点数取れてないからと、採点せずに解きっぱなしにする人もいますが絶対にやってはいけません。
間違えた問題こそ自分が苦手な分野やこれから重点的に勉強しなければならないところを教えてくれる材料となります。
解説を読んで、次同じような問題が出てきても間違えないようにしましょう。
また、正答率や間違えた問題をノートに書いておくと後で見直しやすくなるのでおすすめです。
間違えた部分は目をそむけたくなりますが、これからの成長のためにもしっかり確認しておきましょう。
何回も解く
過去問は必ず何回も解くようにしましょう。
1回解いて解説を読んでおしまい、なんて使い方をしている人多いのではないでしょうか?
過去問は何回も解いてこそ効果を発揮します。
何回も解いていくうちに問題形式に慣れたり、解くコツを掴んだり、問題傾向が掴めるようになります。
問題と解答を暗記するくらいの勢いで解くようにしましょう。
まとめ
今回は過去問について紹介しました。
過去問は他の参考書と違い、志望校の入試に実際出た問題を解きます。
はじめは点数が取れずに落ち込むと思いますが、伸びしろと捉えて頑張ってください。
諦めなければ可能性は見えてきます。
陰ながら応援しております。