【数学】青チャートは誰におすすめ?特徴やレベル、使い方を紹介
今回紹介する「青チャート」は受験生の中で圧倒的支持を得ている参考書の1つです。
学校の教科書として購入したり、受験勉強のために自分で買って今手持ちにある人も多いと思います。
そこで、今回は
「青チャートってどんな人に向いているの?」
「青チャートの特徴やレベルはどのくらい?」
こういった方の疑問を解決していきます。
1.青チャートの基本情報
2.青チャートの特徴
3.どんな人に向いているの?
4.青チャートの使い方
基本情報
出版社:数研出版
例題数:ⅠA 329題 ⅡB 420題
レベル:教科書~難関私立
対象者:偏差値50以上
目標修得期間:4~6ヶ月
特徴
問題数が多い
青チャートの特徴は何といってもその問題数の多さです。
ⅠAⅡBの例題・練習・EXERCISES・総合演習の問題をすべて合わせると2000問以上収録されています。
青チャート1冊で各単元の教科書レベルの問題から入試レベルの問題まで幅広いレベルの問題を網羅することができます。
難易度別に分かれている
青チャートは総合演習以外のすべての問題に5段階の難易度数がついています。
難易度はコンパスで表されていてコンパス1が一番易しく、コンパス5が一番難しい難易度に設定されています。
数学が苦手な人はまず、コンパス4とコンパス5は飛ばして進めるなど自身の現在の状況によって勉強の仕方を工夫することができます。
こんな人におすすめ!
数学を武器にしたい人
青チャートは扱っているレベルと範囲共に幅が広いため、1冊で基礎から応用までを網羅することができます。
青チャートのみでも難関大で戦っていけるレベルまで持っていくことが可能です。
また、見た目的にもボリューム満点のため、1冊完璧に仕上がった時は技術面だけではなく、達成感や自信から数学が得意教科になる人も少なくありません。
数学で点数を稼ぎたい、得点源にしたいという人におすすめです。
数学が好きな人
青チャートは莫大な量の問題数があるので、数学がある程度好きではないと最後までやりきることは困難です。
逆に数学が好きな人は様々な種類の問題を解けるので、非常に満足感の高い1冊になっています。
試験まである程度時間がある人
青チャートをⅠAⅡBすべてマスターしようとすると大体半年から遅くて1年ほどかかります。
高校三年生や浪人生は遅くても秋ごろには終わらせて、共通テストや志望校の対策に入りたいのである程度時間に余裕を持たないと途中で終わってしまう可能性があります。
自分の計画期間+1ヶ月は少なくとも確保してから買うようにしましょう。
使い方
青チャートには大きく分けて使い方が3つあります。
それぞれの用途に合わせて使い分けるようにしましょう。
すべてマスターする
1番スタンダードな使い方です。
「例題」⇒「練習」⇒「EXERCISES」⇒「総合演習」の順で進めていきます。
1年生の時から授業の予習や復習としてじっくり進めていくのが理想ですが、2年生~3年春までなら全然間に合うので一気に終わらせてしまいましょう。
具体的な勉強法は過去記事で紹介しているので是非参考にしてみてください。
辞書代わりに使う
青チャートを問題集としてではなく、公式や解法をインプットする参考書として使う方法です。
指針に各問題の公式が書いてあるので、問題とセットで公式を覚えることができます。
やり方は大きく分けて3段階です。
1. 指針を見る
2. 解答を読む
3. 問題を解く
まず、指針を見て公式を確認します
次に解答で問題での公式の使い方を理解します。
最後に実際自分で解いてみて、頭に定着させます。
これで公式の使い方をある程度インプットすることができると思います。
ここで注意したいのは、インプットで満足してしまってアウトプットを怠ってしまうことです。
インプットだけでは実戦で使いこなすのは難しいので、青チャートでインプットしてから他の問題集でアウトプットするなどしてしっかり経験を積んでいくようにしましょう。
苦手な単元を補う
これは、勉強を進めていく中で苦手だと感じた単元のみ青チャートで補っていく使い方です。
例えば、微分・積分が苦手な人は微積分の問題のみ進めていきます。
この方法は苦手な分野のみをピンポイントで勉強できるので、1冊まるまる解くには時間がないけれど基礎から応用まで1冊で幅広いレベルの問題を解きたい人におすすめです。
まとめ
今回は青チャートについて紹介しました。
問題数が多いのでやり切るのは大変ですが、その分実力が付く参考書なので是非青チャートを使って数学を武器にしていってください。